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ケトン体検査法  

かな: ケトンタイケンサホウ
【英】: test of keton bodies
本文: ケトン体検出の目的物質はアセトン,アセト酢酸,β-ヒドロキシ酪酸の3種類. 1)アセトン・アセト酢酸検出法: Lange法(ランゲ試験):新鮮尿5 mLにニトロプルシドナトリウムを少量加え振盪溶解し,酢酸0.5 mLで強酸性とした後に28%強アンモニア水を2 mL静かに重層する.境界に紫紅色の輪環がみられれば陽性. 試験紙法:試験紙にニトロプルシドナトリウム・グリシン・アルカリ緩衝液をしみ込ませたもので,尿中に浸し,一定時間後の発色程度を比色表と比較する.アセト酢酸に対する感度は5〜10mg/dLで,本法で陽性なら異常. このほかロテラ法Rothera method, Rotheraの吉川変法などがある. 2)アセトン:フロンメル法Frommer method,新鮮尿10 mLに40 g/dLの水酸化ナトリウム液を2〜3 mL加え,これに10 g/dLサリチルアルデヒドアルコール溶液10〜12滴を滴下,70℃で5分間熱する.橙色から深紅色になれば陽性. 3)アセト酢酸:ゲルハルト法Gerhardt methodでは新鮮尿5 mLに10 g/dLの塩化第二鉄液を1滴ずつ滴下し,ブドウ酒様赤色をみれば陽性.アスピリン,アンチピリン,フェナセチン服用後の尿で偽陽性. 4)β-ヒドロキシ酪酸:Hart-Lange法では尿中のβ-ヒドロキシ酪酸を過酸化水素でアセトンに変え,このアセトンを測定する.日常臨床検査には試験紙法が頻用されている.この方法はアセト酢酸に最も鋭敏で,アセトンの感度はアセト酢酸の1/10〜1/20, β-ヒドロキシ酪酸には反応しない.このため排尿後2時間以内の新鮮尿を検体とする.

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